Adult Children

AC(アダルトチルドレン)とは・・・・
 子どもの頃、心を傷つけるような態度、言葉、暴力などのある家庭や、自分の感情を強く抑圧しなければならない環境で育ったため、心身のバランスを崩しやすく、人間関係が苦手で、孤独感や不安感を抱えて生きてきた人たちのことを、アダルトチルドレン(略してAC)という。
 ACは、もともとアルコール依存症の家族がいる家庭で育った人たちのことをさして言っていたが、今では機能不全な家庭のもとで育った人たち全般をあわせてACと呼んでいる。
 ACは、子どもの頃から親や家族に気を遣い、自分の気持ちや感情を押し殺して生きてきたため、自分の人生を生きることが困難になっている。そして、様々な心身の不調をきたしている。アルコール・ギャンブル・買い物などへの依存症、薬物中毒、拒食症・過食症、対人恐怖症、子どもへの暴力などである。
 しかし、症状を表現できる人はむしろ少数派で、多くのACはその特有の孤独感や不安感を誰にも打ち明けることができず、もがき苦しみながら表面上は普通の「おとな」として社会生活を営んでいる。
 ACは、常に親たちの人生に振り回され、周囲の人たちにあわせて生きてきた。そして、おとなになっても、不健全な家庭の中だけで通用していた役割から降りられなくなっている。
 ACとは、そのように生長してきた人が、育った家庭から受けた影響や心の傷を認め、じぶんの人生を取りもどすための鍵となる言葉である。病名や他人から貼られるレッテルではない。自分の人生を生き生きと生きるための「応援歌」のようなものである。「もう、自分は自分のままでいいんだ、ありのままで生きていいんだ。」という、自己肯定への第一歩となる言葉なのである

福山ACミーティング ハンドブックより抜粋

皆さんも心の中の子どもの部分を癒してあげましょう!

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